歩いて琵琶湖を一周しました
2005年3月19日から歩き始め2006年01月22日まで、瀬田の唐橋から琵琶湖西岸を 北上し、時計回りに延べ14日間かかって湖岸を一周した写真記録です。案内地図か ら外れて出来る限り砂浜の水際を歩き、川に出合うたびに橋のある道まで 戻ったり、古い町並みをのんびり散歩しましたので案内書の合計距離より長く歩き、湖岸総長さ235kmより長く歩 いたつもりです。
山渓社発行・WALK関西版2003春夏号 「特集2=ぐるり一周 琵琶湖 ウォーク どこからでも歩ける日帰り18コース」を参考にし特集とは逆回りに歩いています。
最後に、このウォーキングの企画とコースの案内をしていただいた、T・Hさんに感 謝とお礼を申し上げます。(文・さか)
大阪駅発8:45~石山駅着9:34
ピーカンの19日、桜が満開の瀬田の唐橋を出発。 湖岸を北に向かって歩けばいいだろうと唐橋から湖岸の歩道に下りて歩き出し、しばらくすると道はUターン、 瀬田川の中島に下りたらしくいきなりコースアウトだった。湖南は都会の風景でヨットハーバーや、 ビンテイジ物の木製のヨットを修理している造船所があった。 近江八景「唐崎の夜雨」で知られる唐崎神社で休憩。 行く手左には比叡山、比良、右対岸には近江富士湖東の山々を手前に鈴鹿、伊吹、そして湖北の山々がその稜線をはっきり 見せている。琵琶湖の湖面は何色もの青に輝いている。予定の真野浜まで歩けず、浮御堂手前の湖岸緑地でテントを張り1泊、一日目は終わり。 23km歩行時間(休憩含む)7時間半
2日目、7時過ぎから歩き出す。浮御堂にも寄っていく。 琵琶湖大橋を過ぎると琵琶湖の水際を歩けた。山ではもっと重いリュックで歩いても平気なのに、砂浜を歩いたせいか膝が痛くなって、 すぎ薬局で消炎剤を買って塗った。BSCウォータースポーツセンター1泊、今日はここまで約12km5時間(見学休憩時間含む)。 午後からBSCウォータースポーツセンターにて カヌーの半日体験コースをゆっくり眺めていた。
3日目、湖岸は貸切り状態。誰もいない。目に映る景色は霞がたなびき人工物が消え、古の旅人と同じ風景を眺めている気分である。
白髪神社で足の痛みがひどく、予定コース手前近江高島でギブアップ。
最後の頑張りで鵜川四十八体石仏群も見学。(文・は)
約15Km8時間半(大休憩含む)近江高島駅~大阪駅
大阪駅発7:45~近江高島駅着8:52
今回も湖岸は貸切り状態。風車村(2018.07.30リニューアル) 道の駅でビールを買い豪華昼食となった。ここを過ぎると、木道が設置されており、ヨシの群生地を真近に見ながら歩くことができる。 もう1週間早ければ土手に生えている”ふきのとう”や”つくし”が食べごろで、ご飯と醤油と酢みそを持参すれば最高・・・と思う。 新しいお酒が出来たことを知らせる、緑の杉玉が吊ってあった萩乃露/藤井弥平商店に思わず入り、 赤米から作ったワインのロゼのようなピンク色の日本酒を買った。味は普通の日本酒、美味しかった。 木津(こうつ)港常夜燈を過ぎるとあと少しで近江今津の駅だ。(文・は)
近江今津駅~大阪駅
大阪駅発9:15~近江今津駅着10:31
旧街道沿いに立ついかにも宿屋といった風情の「丁子屋」「福田屋」、由緒のありそうな曹澤寺や住吉神社の前を歩きながら、 道路の中央にある融雪用のスプリンクラーが冬の雪の多さを思い浮かばせた。今津浜から防風林として植えられたきた2000本を越すという 黒松が続く道を行く。本当に2000本あるのか誰か数えたのだろうか と松の木に近寄って見るとちゃんと、数字が入った標識が取り付けたあった。途中、山小屋風の 望雁という薪ストーブのある喫茶店で お勧めのカレーとコーヒーを注文し、サイフォンで入れるコーヒーは美味しかった。湖西の山にはまだ雪が残っていた。(文・は)
マキノ駅~大阪駅